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建築士必見! 新築物件が減る中増えている解体設計  近い将来の設計業界予想!

公共案件において新築物件が減り続けている状況が続いていることは、

業界にいる方ならば、ご存知の事実です。

 

そんな中、確実に増えていて今後間違いなく増える公共案件があるのです。

 

 

それは、解体工事です。

 

 

今後解体工事が間違いなく増えます。

「解体ラッシュ」です。

 

先を読んでいる解体業者は、2年前程から求人に力を入れています。

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解体ラッシュ時代の到来

 

「解体工事はやらない!

うちは新築の前衛的なデザインをするんだ!!」

という設計事務所・建築士がいらっしゃるのも事実です。

 

 

しかしながら、解体工事の設計も非常に高度な技術を要します。

 

「埋設配管の切回し」「残る棟が建基法に適合するかの判断」など

総合的な知識を要するので、

 

新築に得意な事務所・建築士こそ技術を発揮できる案件です。

 

しかも、設計料が高めに設定されています。

 

 

この「解体ラッシュ」の時代に生きている私達は、

相当ラッキーだと私は捉えています。

 

 

解体工事が増える背景

建設ラッシュ時の建物の老朽化

1960年代の高度経済成長に伴い、高層ビルや分譲マンション、学校、庁舎などの建設が相次ぎました。

これが「建設ラッシュ」です。

 

私の住むつくば市にも丁度その頃に建てられた「公務員宿舎」が

今でも多く残っています。今では、入居されていない宿舎も多く、解体されるのを待っているようにも見えます。

 

高度成長期の建設ラッシュに建てられた建物が、老朽化を迎えるのです。

 

建物以外の老朽化

老朽化は「建物」に関わらず、

トンネルや橋などの土木工事の分野にも及びます。

 

平成24年に国土交通省が発表した「建設後50年以上経過する社会資本の割合」

によると、

特に多くなる年代は平成24年〜平成44年だそうです。

 

道路橋の例

平成24年3月:約16%

平成34年3月:約40%

平成44年3月:約65%

 

この数字は、道路橋の割合ですが

建築物についても同様です。

 

忙しい20年になりそうです。

 

耐震性能への不安

少し前は、都道府県や市町村施設の「耐震診断」や「耐震補強工事」の案件が多く出ていました。

 

官庁案件は、ほぼ完了したのですが、

民間保有の施設ではまだまだ「耐震補強工事」が必要な物件があるそうです。

 

賃貸物件の多い東京は特に耐震診断の依頼が多いらしく、

構造設計さんは相当忙しいらしいです。

 

耐震補強工事に合わせた追加設計 

耐震補強工事と合わせて、

給排水衛生設備の更新やLANや情報設備の構築、断熱改修などの案件を一緒に受けているそうです。

 

耐震補強工事は、施設利用者に多大な負担があるので、

そのタイミングに合わせていろいろやってしまおうと思うのは当然ですね。

 

知人の意匠事務所に聞いたところ、新築と同じくらいの設計料を頂いているみたいです。

 

 

解体工事は総合力が必要

技術力のある設計事務所・建築士ほど有利

設備配管の切回し

敷地の一部の棟を解体する場合、設備の切回しが必要になります。

 

改修工事を担当された方はご存知だと思いますが、

まず昔の図面はありません。

 

あったとしても、

「今では考えられないほど現況と相違がある。」

「複数の更新工事があり、また記録も残っていない。」

 

こんなことは当たり前です。

 

 

そこで必要なのが、現況から設備のルートを判断する能力です。

これは、経験と知識がある技術者でないと絶対に計画ができません。

 

解体後の既存棟が法に適合しているかの判断

多くの庁舎や学校は、増築を繰り返しています。

竣工当時のまま残っていることは稀です。

 

解体工事の多くは、棟の一部を解体することが多いです。

 

その時必要になるのが、残された棟が解体後の法適合するかの判断です。

 

前項のように、更新工事をくれ返した建物は、様々な設備が入り混じっています。

 

例えば、

「解体することで屋内消火栓の警戒半径が不足sる」

「2方向避難が確保できなくなる」

「火災報知盤や警報盤の移設が必要となる」

「既存訴求対象となる条文」

 

などの複数の問題を解決しなければなりません。

 

それにアスベストやPCB含有物の対応についても設計図に落とし込みます。

 

解体工事ならではの計画

多くのケースは、敷地内の一部を解体するので

他の施設を使いながらの工事になります。

 

そこで必要になるのが、

「仮設計画」

「工事スケジュールの計画」

「利用者動線の計画」

です。

 

解体工事ならではの計画です。

 

さいごに

いかがでしたか?

 

解体工事とはマイナスなイメージで捉えられることが多いのですが、

実は、総合的な技術を要する高度な設計なのです。

 

技術のある建築士さんにほど、持ちうる能力を総合的に発揮できる仕事です。

 

 

そして、

報酬額も良くて仕事自体が今後確実に増えます。

 

若手建築士さんも、スキルアップの為に積極的に携わることをオススメします。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 

最後は、この言葉で締めたいと思います。

 

建築士の未来は明るい!!

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★☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人 「まるたか」

 

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このブログについて 「建築士の挑戦」

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。

「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。

 

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