「消費税が上がる前に契約しないと損しますよ!」
「時間が無いのでまずは契約してしまいましょう!」
このような営業を受けている方はいらっしゃいませんか?
ギクッとされた方は、
今一度冷静に計画を見直すことをお勧め致します。
消費税間近の駆け込み契約に要注意!!
消費税が2019年の10月1日より10%となります。
増税間近には、住宅の駆け込みが高まる時期でもあります。
実際に2014年に
5%→8%に増税された時も
予想以上の駆け込み数が発表されています。
「消費税が上がる前に契約しましょう」という常套句
住宅は非常に高額な買い物です。
よくよく検討してからでないと、絶対に契約をしてはいけません。
「消費税が上がる前に契約しましょう」
というのは、
営業の常套句です。
中には、手ぐすねを引いて待っている業者さんがいます。
確かに金利が安い今だからお得と考えるのも一理あります。
しかし、一生その家に住み続けることになるのです。
実際に契約を急ぐばかりに、
肝心な中身を見誤っていた方が知人にいます。
知人の失敗例
私の知人に前回の増税のタイミングの際に2ヶ月程度で契約をした方がいます。
ものすごい早い「スピード契約」です。
大手ビルダーだから間違い無いだろうという安心感と、
消費税を余計に取られるのがもったいないと契約を急いだそうです。
引き渡しを受けてから気づいた問題点
引き渡しを受けてから気づいた問題点として、
1・思ったものと雰囲気が違かった
2・北面に窓が無く、風通しが悪い
3・給湯設備が、ガス給湯器の為ガス代が高い。(都市ガスエリア外)
(ヒートポンプ式にすれば良かったと後悔。見積金額を合わせる為、仕様を落としてしまった。今思えば、助成金があった。)
4・断熱性能についてもっと検討すれば良かった。
(ランニングコストについては、未検討であった。)
これらについて後悔していると話を伺いました。
このような後悔をしないように、
周りに影響されずに、よく検討してから契約されることをオススメ致します。
消費税増税前と後でどちらがお得か
既に納得いくまでプランを検討している方は、問題ないでしょう。
良かれ悪かれ、自分で納得した家に住むのが一番です。
まだ納得していない方、今一度冷静になって考えて見て下さい。
消費税増税分(約100万円として)を安くするばかりに、
これから住む家が不本意な家となってしまっては本末転倒です。
私が特に心配しているのは、断熱性能です。
断熱性能の良い家と悪い家では、
年間数万円の光熱費の差が出る場合があります。
以外と知られていませんが、実は医療費にも差が出ます。
断熱性能が人間の健康に影響があることは、科学的に証明されています。
近畿大学建築学部長 岩前教授が実施したアンケート調査によると、
断熱性能の低い家から高い家に住むと、
疾病・アレルギーなどの多くが改善され、
また、断熱性能の高い家ほどその効果が表れるという結果がでているそうです。
結局どちらが得か?
ローンが払い終わる頃には
光熱費と医療費の金額が、消費税増加分を上回る!
私はそう考えています。
焦って住宅契約に踏み切ろうとしている方は、
今一度冷静に見直して見て下さい。
より多くの方が自分の理想の家を手に入れ、
幸せな人生を歩んで頂くことを願っております。
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
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★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。
「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。
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