ホームページ作成をしながら分かった自分の失敗のはなし
お金をかけずにホームページをつくれる時代になりました。
用意されたテンプレートを使って、手順に沿って作業すれば簡単にそれなりのホームページがつくれます。
「かっこいいデザインにしよう!!」とこねくり回していたある時、
大切なことに気づきました。
それは、
「このままでは絶対に成功しない!!」
「1年以内に確実に潰れる!!」
ということです。
私の欠点「戦略」が無い!
私に欠けていたのは、「事業内容(=戦略)」です。
「戦略」があって、事業を計画して、
それをもとに「ホームページ」等の広告媒体を作らないとまったく効果がないことに気づきました。
大手企業の真似をしていてもダメ !
私たちが良く目にするホームページは、大企業のかっこいいスタイリッシュなものです。
同じようにかっこいいデザインは作れます。
でも、私のような弱小企業が真似しても自己満足で終わります。
やっぱり大企業は凄い!
企業を考えてから、改めて思うことですが、
やっぱり大企業は凄いです。
1)豊富な資金
2)豊富な人材
3)高い知名度
4)組織力
これらがあるからこそ、存続していけるわけです。
なので、弱小企業が真似をしたくても真似できないのです。
大企業ができないフィールドで戦う
でも、大企業だからできない「フィールド」も存在するようです。
大企業は「広域戦」。弱小企業は「局地戦(ゲリラ戦)」とよく例えられます。
今回は、「弱者の戦略」について考えていきます。
- ホームページ作成をしながら分かった自分の失敗のはなし
- 私の欠点「戦略」が無い!
- 大手企業の真似をしていてもダメ !
- やっぱり大企業は凄い!
- 大企業ができないフィールドで戦う
- 大企業と同じ戦い方は負ける!それ以前に同じ土俵に立てない!
- ブログ運営の経験から考える「局地戦」
- 【ここがポイント】自分が1番になれる分野・場所を探す!
大企業と同じ戦い方は負ける!それ以前に同じ土俵に立てない!
SEO対策をきっちり仕上げたホームページがあっても、
それだけでは検索にあたる可能性(=受注する可能性)は低いと考えています。
そもそも、検索なんてされないでしょう。
なぜなら、大手企業は私たち以上に力を入れて対策をしているからです。
SEO専門の技術者・SE(システムエンジニア)・広告費に年間数億円もの資金を投入している企業に、同じ土俵で勝てるはずがありません。
起業したては「金無い・人無い・人脈無い」
私のような「金が無い・人が無い・人脈が無い」の3拍子がそろった
弱者がどう戦うかを考えずに、ホームページやSEO対策だけをしても自己満足で終わります。
年々変わる検索エンジン
私たちが使う検索エンジン「google」「yahoo」は、
システムが年々アップデートされているのはご存知でしょうか。
利用者の利便性向上の為に、少しづつアップデートされています。
検索上位をとる為に必要な投資
そんな毎年変わる検索エンジンに合わせ続ける為に、大企業は毎年莫大な資金を投入しています。
さらに、毎年新しい企業が生まれるので、勝ち続けるには相当な投資が必要になります。
弱小企業が数百万円をかけてホームページを作っても、希望した効果を得続けられない理由はここにあります。
ブログ運営の経験から考える「局地戦」
ブログ運営でも経験しましたが、
「注目度のあるキーワードの記事」ではまったくアクセスがまったくありませんが、
「特化した記事」にアクセスが集まった経験があります。
特化したキーワードとは?
「注目のあるキーワード」として、
「ロックインジャパン」に関する記事を6月下旬にまとめて5記事UPしましたが、
検索順位は60位程度でまったくアクセスがありませんでした。
「逆に特化したキーワード」として
「茨城 野球 中学総体」で検索すると、茨城新聞の記事に続き4番目に表示されます。
高校野球が終わり、甲子園開会前にアップしたのですが一日1,000件以上のアクセスがありました。
弱小企業なら小さい分野でも戦える
上のキーワードとユーザー数(市場規模)を比較すると、
「ロックインジャパン」= 約50万ユーザー
「茨城 野球」 = 約3万ユーザー
「ロックインジャパン」の方が、断然ユーザー数が多いのが分かります。
普通に考えると、「ロックインジャパン」の方に投資したくなりますが、
規模が大きい「ロックインジャパン」は競合が多いのです。
例えば、
・音楽、イベント企業のサイト
・観光企業のサイト
・宿泊施設のサイト
・アウトドア衣料用品のサイト
・知名度のあるブロガー、インスタグラマー
などが、その限られたパイを取り合います。
弱小企業はどっちがお得?
先ほどの例を利用して、
どちらがふさわしい戦い方であるか考えてみましょう。
【市場規模】
「ロックインジャパン」=約50万ユーザー
「茨城 野球」 =約3万ユーザー
↓
【私のサイトでのPV数(7月~8月のPV数)】
「ロックインジャパン」=約 2,500PV
「茨城 野球」 =約22,000PV 約10倍
市場規模は、「ロックインジャパン」の方が断然大きいですが、
PV数でみると後者のほうが効果があることが分かります。
これは、競合が少ない分野で戦ったからです。
局地戦は大企業にはできない
つまり、局地戦は大企業にはできないのです。
力のある大企業は、市場が大きいところで戦わないと採算が合いません。
逆に弱小企業は、経費が少ないので小さい分野でも十分戦えるわけです。
【ここがポイント】自分が1番になれる分野・場所を探す!
【キーワード1】No1以外は認識されない
ある本でこんな問いがありました。
「日本で一番高い山は富士山ですが、二番目に高い山は?」
正解は山梨県の北岳(きただけ)ですが、9割の方は答えられないそうです。
大手企業のようにTVコマーシャルや広告をうっている企業で無い限り、
たとえ2番目でも認知されることは難しいという例え話です。
設計だけでもカテゴリーはたくさん!
建築設計だけでも、
「公共設計」
「住宅設計」
「リフォーム工事」
「設備設計」
「内装設計」 など
多くのカテゴリーがあります。
お寺や神社の「神社仏閣に特化した設計事務所」が、
一年先まで予約がいっぱいという事例もあります。
ある分野で一番になれば、自然と仕事が舞込むという例です。
私の場合、
「公共工事」「住宅設計」「設備設計」「建築VR」を事業に計画していましたが、
これではダメです。
特徴がありません。
考え直す必要があります。
【キーワード2】地域の仕事量を数字で把握する。感覚に頼らない
ざっくりと、
「都市圏は仕事がある。田舎は仕事が無い。」
とイメージしていましたが、実際の数字を分析してみました。
まだまだ多い茨城県の住宅着工数
国土交通省では毎年「年間住宅着工数」を発表しています。
そのデータで、各市町村の住宅着工数を確認します。
例えば、つくば市はH29年度の住宅着工数が1,019件で「茨城県No1の着工数」です。
つくば市のような発展が著しいエリアには大手企業がどんどん進出しています。
2018年後半に、新たに大手ハウスメーカーの住宅展示場が研究学園にできるように、
市場が大きい分競合が多いのが現実です。
地方は逆に楽かも?
同じように近隣の市町村のデータもみてみます。
全体的にゆっくりとした減少はみられますが、年間300件以上の着工数がある地域もありあます。
これは、ほぼ1日1件着工している計算になります。
弱小企業だからこそ戦える場所って、結構あると思いませんか?
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。
「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。
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