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【人生の成功者に学ぶシリーズ】建築家 谷尻誠「名門大学・有名アトリエ出身でないのに成功した要因」

【人生の成功者に学ぶシリーズ】建築家 谷尻誠さん

今回取り上げる成功者は建築家の「谷尻誠」さんです。

 

国内外で幅広いデザインに携わる日本を代表する建築家です。

多くの書籍にも取り上げられています。

1000%の建築

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ML30s(エムエル・サーティーズ) vol.2 谷尻誠の家づくり (モダンリビング別冊)

ML30s(エムエル・サーティーズ) vol.2 谷尻誠の家づくり (モダンリビング別冊)

 

 

谷尻さんのデザインは溢れんばかりの独自性が魅力であると感じていますが、

どうしたらこんなデザインができるのかと興味が湧いたことから、谷尻さんの経歴を調べてみることにしました。

 

すると数々の意外な事実が判明しました。

 

今回は、そんな「谷尻 誠」さんの記事です。

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出典:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/14/news014.html

 

 谷尻誠さんについて

 谷尻誠さんの経歴

・広島県出身

・穴吹専門学校卒業

・設計事務所勤務

・2000年に独立「Suppose design office」設立

 現在は、国内外のプロジェクトに携わりながら、

「社食堂」や「絶景不動産」などの新しいプロダクトを進めることで

建築関係者のみならず注目を集めている方です。


そんな輝かしい実績を持つ谷尻誠さんですが、

私の想像していた経歴とはまったく異なっていたのです。

 

意外だったこと

1.有名アトリエ系事務所出身でない

有名な建築家「あるある」ですが、有名アトリエ出身者が多いです。

 

きっと、谷尻さんもそういった経歴かな〜と思ったのですが、

地方の設計事務所に勤務した経歴しかないというのです。

 

意外です。

 

2.有名大学出身でない

これも「」に続き、有名な建築家「あるある」ですが、

有名大学出身者が多いですよね。

 

「東大、早稲田、東工大、東京藝大・・・・・・」

名だたる建築家の方々を輩出した名門校です。

 

しかしながら、谷尻さんは専門学校卒だというのです。

勝手に東京藝大出身のようなイメージをしていました。

 

3.設計事務所を辞めて、夜は焼き鳥屋でバイト??

26歳に設計事務所で辞めた谷尻さんは、

夜は、焼き鳥屋でバイトをしていたというのです。

そして、昼間は自転車レースに明け暮れていたというのです。

 

常に、設計事務所でバリバリ働いていたと思っていたので

意外でした。

 

その過程で人脈が広がり設計依頼が舞い込むようになったそうです。

 

人柄が良い人なのでしょうね。

 

 

谷尻さんの出世作

毘沙門の家

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出典:https://www.suppose.jp/works/2003/04/post-2.html

谷尻さんの出世作は、独立から2軒目に手がけた「毘沙門の家」だそうです。

 

見晴らしの良さを求めて建主と一緒に探した土地のようですですが、

敷地が斜面を挟んで上下2段に分かれていたそうです。

 

この敷地内の段差をいかに克服するかが大きな課題であったそうです。

 

敷地条件を調べれば調べるほど、設計の難しさが浮き彫りになったそうです。

 

しかし、検討を重ねるうちにその土地と自分たちがの境遇が重なって見えたそうです。

 

「クセが強すぎて扱いにくい」と思われていた当時の谷尻さん達と、

この高低差があり「扱いにくい」この敷地。

うまく弱点を克服すれば、他にない個性として輝きを放つと考えたそうです。

 

その経験こそが、谷尻さん達の個性的な住宅の原点なのかも知れません。

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出典:https://www.suppose.jp/works/2003/04/post-2.html

かっこいい建物です。 

完成するまでに、相当の苦労があったことが容易に想像できます。

 

 

まとめ

【人生の成功者に学ぶシリーズ】建築家 谷尻誠さんを取り上げさせて頂きました。

 

有名になるには、「有名大学」「有名アトリエ」出身であることは関係ないのだということが改めて分かりました。

 

私は、職人上がりで建築士です。

社会人としての最初の職は「配管工」です。

 

天井裏や地下ピット内で、銅管(冷媒配管)の溶接に従事していました。

 

建築士さん達が活躍する日中では無く、

閉店後のスーパーやライン終了後の食品工場で夜間作業をしていた人間です。

 

現場で出会った建築士さんに憧れて設計の道を志しましたが、

一般的な建築士の王道ルートとは大きく異なるので、自分の経歴がコンプレックスとなっていました。 

当時は、

「建築学科を卒業していない人間が設計なんてできるはず無い!」

なんて、よくバカにされたものです。

 

しかし、メジャーなルートではなく独自のルートで自分の立場を勝ち取る成功例

谷尻誠さんが示してくれました。

 

「逆境」「一般的に短所(デメリット)」と思われることをチャンスとして捉え、

それを独自の個性として考えるスピリットが大変勉強になりました。

 

この考え方は、建築に限らず仕事や生き方にもあてはめることができますね。

 進路に悩む方や就職活動をしている学生の皆様にも参考になると思います。

 

最高の若手建築家20人 (エクスナレッジムック)

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★☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人 「まるたか」

 

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このブログについて 「建築士の挑戦」

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。

「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。

 

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