ついに、来年から受験要件が変更されます。
これまでは、卒業後に2年間の実務経験が受験要件として必須でした。
つまり、実務経験が無いと、受験すらできなかったのです。
今回の改正により、実務経験2年を待たずに受験が可能となります。
一級建築士に2年の実務経験が必須なのは変わりませんが、
一級建築士の免許登録要件となったのです。
でも一番気になるところは、この改正がもたらす影響です。
今回は、某資格学校の方に聞いた改正後のポイントと、
令和元年度の年齢別合格者数から考えられる変更後の影響について考えてみました。
【受験生必見!】一級建築士の受験要件変更 変更後の影響は!?
今回の記事作成にご協力頂いたのは、某資格学校(大手)の方です。
長年一級建築士試験に携わってきたプロの方に、今後の見通しについて聞いてみました。
改正によるの影響は!?
予想1・合格率は例年通り
合格率は例年通りであろうと予想しているそうです。
改正の背景には、受験者数を確保したいという思惑があるそうです。
なので、今回の改正の目的が「合格者を増やす」ことでは無いことがポイントです。
予想2・新卒受験生の合格率
2つ目のポイントとして、新卒受験生の合格率です。
年齢別合格者の割合
区分 構成比 24~26才 26.7% 27~29才 20.0% 30~34才 20.3% 35~39才 13.0% 40才以上 20.0% 平均年齢 32.8才
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター
上のグラフは、「令和元年度 の 学科試験合格者 の 割合 」です。
最も大きい割合を占めるのが、24~26才です。
(40才以上も20%と1/5を占めているが、年齢の幅が不明)
この結果だけをみると、年齢が低いほど合格率が高いのが解ります。
予想3・合格点の引上げ
合格率の高い年齢層の受験生が試験戦線に加わるので、合格点が引き上げられる可能性が極めて高いそうです。
一級建築士試験の性質上、
問題のレベルは変わらなくとも、受験生の点数が上がると合格ラインが上がります。
いづれにせよ、
合格するには試験勉強が不可欠なので、地道な学習の積み重ねが合否を決めるポイントとなるでしょう。
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最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
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★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務については、『ARCHITECTURE ARCHIVE 〜建築 知のインフラ~』にて情報発信中。
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