ブレーキが効きっぱなしで、ニュートラルでもかなり重い。
今回は、”不動車あるある”の『キャリパー固着』を直していきます。
ブレーキ編
上の図が、SR400(2H6)のパーツ図です。
シリンダー分解
まずはキャリパーを外して、シリンダーの状況を確認してみます。
(固着によってパッドが閉まっているので、外すのに約1時間かかってます。)
錆と汚れがひどいでし、フルードも結晶化しています。
原因は100%固着でしょう。
硬いのなんの・・・。
シリンダーを交換するつもりで、プライヤーを加えます。
ようやく外れました。
シリンダーが錆びています。
シールもカチコチです。これらは交換します。
シリンダー内は錆も無く、磨けば綺麗になりました。
キャリパーはこのまま使います。
シリンダーの取外しは専用工具で!
今回はプライヤーで外しましたが、この方法は傷を付けてします危険があるのでNGだそうです。
本当は、「シリンダープライヤー」という専用工具を使うと良いようです。
キャリパー組立て
部品が届きましたので、組立てていきます。
全て「モノタロウ」で購入しました。
YAMAHA純正部品を購入すると、赤いグリスも付いてきます。
【純正部品型式】
ピストンアセンブリキャリパ:1J3-W0057-00 ¥8,530(税別)
豆知識!
YAMAHA SR400の純正部品を調べるには、
「YAMAHAの部品検索サイト」が便利です。
部品を調べたら、「バイク屋さん」で注文しても良いのですし、「モノタロウ」でも購入することができます。
組み上がりました!
キャリパーの使用感は拭えませんが、シリンダーは新品になりました。
新旧を比べるとその差が明らかです。
水や汚れ、熱に晒される部分なので、定期的な確認が必要ですね!
エア抜き・調整
続いて、実際に車体へ取付けていきます。
ブレーキフルードはYAMAHA純正で、小容量のものを購入しました。
一番時間がかかるのが「エア抜き」でしょう。
手応えがなかなか出ないので、毎回不安になります^^;
キャリパー側である程度エアーを抜いて、続いてキャリパー側でエアーを抜いていきます。
後から知ったのですが、
キャリパー側からシリンダー使ってエア抜きすると早いそうです。
シリンダーを使えば、こんなに握らなくても良かったのね・・・。
握って離してを繰り返すこと15分くらい・・・。
ようやくエアーが出てきました。
手応えが強くなってきました。
空気が出なくなったら完了です。
ブレーキフルードは定期的に交換した方が良いそうです。
定期的に交換するなら、大きいタイプを購入した方が安いです。
完了!!
以前のブレーキに戻りました!!
「キャブ」「クラッチ」「ブレーキ」が治って、ようやくまともに走行できるようになりました!
まだ使用上問題はありませんが、シリンダーが劣化してきたので、交換しようかな?
DAYTONA(デイトナ) マスターシリンダー 5/8インチ ブラックボディ/ブラックレバー タンク別体式 NISSIN横型ブレーキマスターシリンダー 61738
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: Automotive
乗り物も乗らないのが一番良くないんですね!
車検までもう一息です!
次回は「マフラー」を取り替えたいと思います。
建築士 と SR
約10年間放置されて、不動車となっている「YAMAHA SR400 (1984年式)」を走らせるためのプロジェクトです。
1984年式と古い車体ですが、生まれた年も近く、学生時代に乗り回していたバイクなので、なんか親近感があります。
最終整備はプロに任せるとして、自走できる状態まで自己流で直してみようと思います。
最終的目標は、カスタムバイクとして蘇らせたいと考えています。
完成予定イメージ
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
バイク乗って波乗って建築やってます。 \インスタはこちらから/
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務については、『ARCHITECTURE ARCHIVE 〜建築 知のインフラ~』にて情報発信中。
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