今回は、「仕事のスタイル」と「成功の秘密」について考えていきます。
考察の対象としたビジュアル系バンドはこちらです。
「X JAPAN」
「LUNA SEA」
以外ですか?
バンドは、音楽を構成するパートとなる楽器をそれぞれのメンバーが演奏し、一つの音楽をつくります。
「それぞれの音」が集まり「音楽」となり、それを聞いた方の感情を動かす。
なんか私たち建築の仕事に通じる部分があると感じませんか?
私たちの建築でいうと、「意匠」「構造」「設備」「積算」「施工」の要因が絡み建物ができるような。
彼らが成功した理由とは??
彼らのこれまでの経緯や取り組みをみて見ると
参考にしたい部分がたくさんあります。
これからの時代にあった仕事のスタイルとは?
彼らが成功した理由とは?
人によって様々な見解があると思いますが、
今回は、私の独自の見解からこれらについて考えていきたいと思います。
仕事のスタイルについて考える
Band file1「LUNA SEA」
説明不要の、日本で最も成功したバンドのひとつ。
ライブの動員数、アルバムセールスなど数々の記録を塗り替えています。
海外でもファンが多いです。
LUNA SEAとは?
LUNA SEAの主な経歴
・1989年 町田PLAY HOUSEを拠点にライブ活動を開始
(当時の表記はLUNACY)
・1990年 バンドの表記を「LUNA SEA」へ変更
・1991年 1stアルバム「LUNA SEA」をリリース
・1992年 アルバム「IMAGE」でメジャーデビュー
・2000年11月 「終幕」を発表。活動を終了する。
・2007年 東京ドームにて一夜限りの復活公演
・2010年 活動再開
・2014年 バンド結成24年を迎える
・2015年 初の主催フェス「LUNATIC FEST.」を開催
・2017年 9thアルバム「LUV」をリリース
現在も来たる30周年に向けて積極的な活動を続けている。
メンバー構成
RYUUICHI(Vo . )
SUGIZO(Gt .)
INORAN(Gt .)
J(Ba .)
SHINYA (Dr .)
LUNA SEAから仕事のスタイルについて考えること
LUNA SEAの特徴
LUNA SEAの最大の特徴は、
個人それぞれの個性が強く、それぞれ能力が高いことであると感じます。
楽器を弾くテクニックだけでなく、バンドを引っ張るカリスマ性や人を動かす人間的魅力がそれぞれに備わっています。
それぞれのソロ活動がそれぞれ成功していることから、そのことは容易に分かります。
その5人が集まり、同じバンドとして融合しているのですから
この成功は当然なのかもしれません。
トップダウンの会社と異なる点
トップダウンの会社とは、
簡単に言うと社長や上司の指示を受けて部下が動くということでしょうか。
命令系統がはっきりしているので、統率が取りやすいことが特徴です。
個人というよりは、組織で動く形態が多くほとんどの会社がそうです。
しかし、個人が上司の考えを意識するあまり意思決定が遅くなったり、
間違った方向とわかっていても進んでしまうことがおこります。
最近ニュースを飛び交った「忖度(そんたく)」の原因です。
LUNA SEA から考える仕事のスタイルとは?
これからの仕事スタイルは、「LUNA SEA」に限らず言えることですが
バンドスタイルが良いのではないでしょうか?
それぞれが、
「自分のできること(担当分野)の技術が高い」
「個人それぞれが、第一線で戦える存在である」
「個人が人間的な魅力を備える」
ということです。
インターネットやIT技術が発展したことで、
個人でこなせる内容の質と量が増えました。
簡単な構造計算や設計図は、入力すればコンピューターで作成できますし、
パース作成も簡単にできるよになりました。
つまり、従来の「仕事のできる人」と「仕事のできない人」の差が無くなってきたとも言いかえることができると思います。
仕事のできるできないという「ものさし」では、人を判断できなくなるでしょう。
今後、その流れはさらに進むと予想します。
今こそ、個人ががむしゃらに生きる時代なのかもしれません。
彼らが成功した理由を考える?
対象としたバンド
Band file2 「X JAPAN」
X JAPANとは?
メンバー構成
YOSHIKI(Dr . / piano)
HEATH(Ba . )
PATA(Gt .)
SUGIZO(Gt .)
TOSHI(Vo . )
HIDE(Gt .)
TAIJI(Ba . )
X JAPANの主な経歴
・1982年 YOSHIKIとTOSHI で「X」を結成
・1989年 メジャーデビュー 同年レコード大賞を受賞
・1992年 海外進出と同時に「X JAPAN」へ改名
TAIJIが脱退しHEAHTが加入
・1997年 解散ライブ開催
・2008年 復活ライブ開催
・2009年 SUGIZOがX JAPANへ正式加入
50歳を超える年齢にもかかわず、パワフルに活動をしています。
特に2015年の「LUNATIC FEST.」のライブパフォーマンスは圧巻の一言でした。
海外ツアーを成功させるなど、国内外を問わず熱狂的なファンがいます。
ライブを見ると、外国の方が多い印象を受けます。
私も大ファンの一人です。
「解散」や「メンバーの死」など
幾多の困難を乗り越えて現在に至っている姿に、勇気を貰える存在です。
X JAPANから考える 彼らが成功した理由とは?
私が一番注目した点は、マスメディアをうまく使った点です。
XJAPANの成功した理由は、多くの要因があると思います。
・唯一無二の存在感
・演奏テクニック
・個々の個性、ビジュアル
・新しいことへの挑戦
・
・
など(もっとあります。)
特に「メディアへの出方」が非常に効果的でした。
「天才たけしの元気が出るテレビ」
当時は、ロックバンドがバラエティー番組に出るなどは珍しかったようです。
「天才たけしの元気が出るテレビ」に出演していたようです。
【天才たけしの元気が出るテレビ】 爆笑 X JAPAN 超貴重映像! 伝説の「やしろ食堂 LIVE」 (1987年7月19日)
今では、こんなことをしていたなんて考えられない程、
大スターになってしまいました。
その当時は、イロモノとして扱われていたようですが、
間違いなく知名度、認知度の向上に成功しました。
当時のバラエティーは相当な視聴率がありました。
いわゆる「マスメディア」の全盛期です。
キャラクターも相まって相当目立ったことでしょう。
興味を持った人がライブを見たら、
テレビで見る「おちゃらけた姿」とのギャップがすごかったことでしょう。
このエンターテイナーの姿勢は、真似したいです。
まとめ
今回取り上げたバンドに共通していることは、
先駆者として道を作ってきた超個性的で唯一無二の存在である
個々の能力・キャラクターがそれぞれ抜群に強い
点です。
両者とも、最初はなかずとばずの状態が続いていたようですが
自分たちの信じる道を貫いてきました。
これまでは、ビジュアル系という色眼鏡でみていたと思います。
本質が観れていませんでした。
間違いなく偉大な先輩達です。
彼らの生き方や、成し遂げてきた偉業から、私達が得られることは多いです
意思決定が早い「バンドスタイル」。
時代の変化が早い昨今では、このような強力で軽快な組織が向いていると考えています。
成功している方々の共通点
業種が違えど、成功している方々には共通点があることがわかりました。
成功者に学ぶ シリーズでインタビューさせて頂いた成功者の方々も、
同じような考え方をしています。
業種や見た目は違えど、尊敬する先輩方です。
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。
「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしていますのでフォローをお願いします。