【成功者から学ぶシリーズ】
住宅着工数急上昇の【人気の秘密】を考えてみました
一条工務店の住宅着工数が急上昇しているそうです。
住宅着工数のチャンピオンの座に君臨していたのは「積水ハウス」です。
一条工務店はここ数年急激に着工数を伸ばしており、
2017年度は単独1位が確実では??
と噂されています。
↓↓着工数などの詳細なデータは、@さすけさんの記事で紹介されています。
多くのハウスメーカーが受注量を落とす中、
一条工務店は着工数を伸ばしています。
今回は、急上昇している【理由】と【戦略】考えていきます。
一条工務店とその他ハウスメーカーの違い??
Q値とC値の性能を専門家の方からお聞きしました。
一条工務店の性能は、
Q値:1.0(平均値)
C値:0.5
という高性能な数値です。
装備としても、
・樹脂製トリプルガラス(防犯)
・太陽光パネル
・全館床暖房
・耐震等級3
を搭載した住宅を大量供給することができます。
建主の求める要望を網羅されていて、綿密な戦略が伺えます。
この一条工務店の大躍進を実現しているのが、一条工務店フィリピン工場です。
低価格で高性能な住宅供給を実現しています。
一条工務店がこのまま一人勝ちを続けるか?
大きな動きや、社会の変化が無い限り一条工務店の躍進は続くと私は考えています。
技術の乏しい工務店の住宅よりも、
断然一条工務店の住宅の方が建主様にとってメリットが大きいと私は考えています。
しかし、一条工務店に対抗できることが全く無いというわけでは無いと
私は考えています。
一条工務店に一矢報いるには!?
ハウスメーカーの弱点【規格の壁】
これは、工場生産をするどのハウスメーカーに言えることですが
「規格の壁」が存在します。
多くのハウスメーカーには、低価格で供給する為に定めた各メーカー独自の規格が存在します。
「材料」や「間取りプラン」などを生産ラインや流通の面から総合的に検討されたものです。
「完全自由設計」というワードがありますが、
この規格から完全に逸脱することはできません。
それを「規格の壁」と私は呼んでいます。
この「規格の壁」こそ、私達(弱者)の付け入るポイントであると考えます。
規格の隙間 計画地・顧客に合わせた完全な個別対応
ポイント 太陽熱による暖房取得
太陽熱による熱取得は、暖房負荷軽減に非常に重要です。
この太陽の日照時間は、地域・地区により異なります。
この違いを規格でカバーしようとすると、
地域によって性能の過不足が発生します。
例えば、
日照条件が良い地域・計画地であれば、
そこまで断熱性能や設備が不要なケースもありますし、
その逆の地域では規格の性能では規格の性能では足り無いケースもあるでしょう。
床暖房が装備されているのは、その差を埋めるため工夫なのかもしれません。
私たち(弱者)の戦い方
私たち(弱者)は、ハウスメーカーのような「ブランド力」「大量供給力」はありません。
しかし私たちのような地域密着の事業者であれば、
計画地・お施主様に相応しいプランを一つ一つ綿密に計画することができます。
それこそが、弱者が今後戦っていくための戦略ではないでしょうか。
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最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
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★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。
「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。
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