茨城県の住宅事情に関する記事です。
私の暮らす『茨城県の住宅着工数』を調べてみました。
人によって感想は異なると思いますが、
正直私は、
「こんなに多いの!?」
とびっくりしたので記事にしました。
ビジネスモデルの検討だったり、お施主様との話のネタにして頂けたら幸いです。
平成29年度(2017年)茨城県住宅着工数
持家数 : 9,257戸
貸家数 : 7,802戸
給与住宅数: 121戸
分譲住宅数: 3,714戸
総着工数 :20,894戸
※国土交通省 総合政策局建設統計室公表の「住宅着工統計」より
【語句の説明】
持 家 ー 建築主が自分で居住する目的で建築するもの
貸 家 ー 建築主が賃貸する目的で建築するもの
給与住宅 ー 会社、官公署、学校等がその社員、職員、教員等を
居住させる目的で建築するもの
分譲住宅 ー 建て売り又は分譲の目的で建築するもの
2017年度の持家着工数は、約9,200戸です。
着工数の推移
これを年度別でみると、下のようなグラフとなります。
一番多いのは、1996年の20,367戸です。
2017年は、2009年と同じ位の着工数で少ないです。
年々数が減ってきているのがわかります。
2017年度の持家着工数、約9,200戸。
これに365(日)で割ると、1日当たり25.2戸が着工していることになります。
この数字には、賃家や分譲住宅の数は入っていません。
皆様は、どのように感じますか?
私は、想像以上に多いと感じました。
茨城県だけでも、毎日25戸が着工しているわけです。
間違いなく住宅設計の仕事はあります。
↓↓茨城県の着工棟数のトップ10社を調べた記事はこちらです。↓↓
全国との比較
茨城県と全国の住宅着工数の比較をまとめました。
全国と比べてると、同じような変位がみられます。
全国住戸数と空き家数の比較
住宅の総数と空き家の数を比較してみました。
住宅の総数が増えるにつれて、空き家数も増えているのがわかります。
平成25年の空き家率は13.5%です。
このペースでいけば、いずれ3戸に1戸が空き家になることが容易に想像できます。
↓ 将来の人口数などをかいた記事はこちらです。
統計によると、1980年以前に建築された住宅(築35年以上)が、約30%を占めているようです。
まとめ
・茨城県内の持家着工数は、1日当たり約25戸
・住宅設計の需要はある(かなり)
・空き家の約30%は、築35年以上
茨城県のこれからに可能性を感じるのは私だけでしょうか?
茨城県がこれから注目される理由 実は将来性の塊 - イバラキ向上委員会
今後確実に増える仕事
以外に多いのは、住宅だけではありません。
近い将来「解体ラッシュ」が訪れます。
2018年6月22日 追記
高度成長期の「建設ラッシュ」に建てられた建物が、
老朽化する年代がやってきます。
今後訪れる「解体ラッシュ」について書いた記事です。
今後、 解体設計の案件が必ず増えると予想しています。
要チェックです!!
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人 「まるたか」
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設
退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。
「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。
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