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デザイン の トレンド は『 ファッション 』から始まり『 建築 』で終わる!? 

デザイン の トレンド は『 ファッション 』から始まり『 建築 』で終わる

これは、とある 建築史研究者 の言葉です。

 

建築史を研究する過程で、ファッションと建築に関係性があることがわかり、

それが「ファッション」「建築」の他、「家具」や「インテリアデザイン」等の広い範囲でも共通している傾向があるそうです。

 

 

 

面白うそうなので、「ファッション」と「建築」の関係性について自分なりに考えてみました。

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トレンドの種=価値観

トレンド(流行り)には、

その次代の”世相”  ”経済” ”技術(テクノロジー) ” に影響されているそうですが、一番は、その時代で暮らす人々の価値観が大きく反映されているそうです。

 

 

伝達スピードについて

価値観の伝達スピードは、手に入れやすさが関係しています。

 

比較的手に入れやすい「ファッション」が入り口となり、

資金が必要で手に入れにくい「建築」が、最後(出口)となります。

 

 

経済が急上昇した1990年代(バブル期)から2020年(現在)までを比較すると、その移り変わりが分かり易いです。

 

 

バブル期のファッションと建築

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1980年代後半から1990年代初頭の好景気をバブル期と呼ばれています。

 

「一晩で数百万円を使うのがざらだった!」

なんて、おじさんの昔話を聞くほど、地方の中小起業でも景気が良くて、個人の消費量がとても大きかった時代です。

 

この頃は、寝てても仕事が舞い込んで来るほど忙しかったそうです!

 

 

「高級志向」「ブランド志向」

 

この頃のファッションのトレンドは、「高級志向」「ブランド志向」だそうです。

 

今みれば「ホスト? キャバ嬢?」と見間違える程の、派手めな洋服が好まれたそうで、「いかにも金持ちです!」という風貌の方が街に溢れていたそう。

 

続いて1990年代初頭(バブル崩壊前後)に建てられた建物を見ていきます。

 

建物例「M2ビル」

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出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c2/M2_Building.jpg/1024px-M2_Building.jpg

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出典:http://kazamasachiko.com/wp-content/uploads/2014/06/M%EF%BC%92.1.jpg

1991年に、マツダの東京支店として建てられた建物です。

 

今ではなかなか見られない独特な造作が施されていて、唯一無二の存在感です。

 

資金に余裕が無ければなかなかできないですね。

 

 

2020年頃のトレンド

現在は、価値観が多様化しています。

 

「高級志向」「ブランド志向」の方もいるのですが、全体的な流れとしては、「低価格志向」や「身の丈にあったものを選ぶ」といった傾向が見られます。

 

 

「ユニクロ」や「H&M」を始めとした ” ファストファッション ” が誕生した時代でもあります。

(バブルの頃には、ファストファッションなんて考えられなかったそうです。)

 

 

戸建て住宅にも、『800万円~の家』といったローコスト住宅が誕生するなど、ファストファッションと似たような低価格を売りにしたハウスメーカーも現れました。

 

建主の価値観でも。家(賃貸含む)にはお金をかけずに、趣味を大切にしたいという方も増えています。

 

 

公共建築においても、

コンクリート造の威厳や力強さを感じさせる意匠から、木を使った柔らかく暖かみのある意匠が好まれるようになっています。

 

 

「物」「カタチ」などの物理的なものへの欲求から、精神的な欲求へと移り変わっているのでしょう。

 

 

これからのトレンドとは?

トレンドを先読みするのは非常に難しいのですが、

「多様な価値観がさらに顕著になること。」

「人々の所得が上がりづらいこと。」

が、今後の重要なキーワードであると考えています。

 

 

これは、建設業界だけでなく他の業種でも同じです。

 

 

時代の世相によってトレンド(流行り)は変わりますが、

いつの時代でも

「楽しい生活をしたい!」

「幸せな生活を送りたい!」

「もっと豊かな生活をしたい!」

といった、人々の基本的な欲求は変わっていないと考えます。

 

 

これを踏まえて戦略を練ると、なんか明るい兆しを感じる今日この頃です。

 

 

 

★☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人 「まるたか」

 

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このブログについて 「建築士の挑戦」

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。

実務については、『ARCHITECTURE ARCHIVE 〜建築 知のインフラ~』にて情報発信中。

 

ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。

 

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