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建築士必見!! クラウドファンディングによる資金調達の可能性

クラウドファンディングにより資金調達した例を紹介します

 

これまでの建築工事の資金調達の経路は、

  1. 公共工事 税金投入型の事業
  2. 民間工事 企業資金投入型の事業

の大きく2つに分けられました。

 

クラウドファンディングで資金を集める方法は、

他の業界では数多く事例が発表されていますが、

建築工事には現実味が無いなと感じていました。

 

しかし、隈研吾さんが計画に参加している「一条高校 新講堂建設」で試みられています

新しい資金確保の可能性を感じさせる事例として紹介させて頂きます。

 

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一条高校 新講堂建設計画とは

 一条高校は、2020年に創立70周年を迎える奈良市立の公立高校です。

創立70周年事業として、築年数60年となる講堂を、
耐震改修を兼ねた改築として計画されます。
 
設計は、「新国立競技場」「根津美術館」「歌舞伎座」などの設計を手がけた
隈研吾さんです。
 
一条高校は、初の民間校長でおなじみの藤原和博さんです。
 
「よのなか科」などの、生徒参加型の授業を実践することで有名ですが、
今回の計画でも、生徒と一緒にアイデアを考え出す取り組みをしています。
  
↓↓↓参考URL↓↓↓
 
こんな授業を受けられる生徒は本当に羨ましいですね!
 
隈研吾」と「藤原和博」さんのコラボ企画です。
これは期待しかありません!
 
計画案の概要
構  造:鉄骨造
階  数:2階建て
延べ面積:約1400m2

 

外観のデザインは、生徒が身につけている副章のモチーフである
コロンブスのサンタマリア号の舳先をイメージしているそうです。
 
建物の外観やロビーの天井などには、県産材のスギ材を採用しています。
 
隈さんは、「奈良のスギは目が綺麗に通っていて、素直で美しい。ファンになりました。」と語っています。
 
 

【ポイント】建築士×クラウドファンディング

この計画で注目すべき点は、

一般からクラウドファンディングを利用して工事用資金を募る点です。

 

新講堂のスポンサーを募集しておりまして、

1席5万円で寄付を募り、設計費用や音響などの設備に充てられます。

 

第一号は、はるな愛さんです。

 

 

その他のメニューとして

・個人でも、1口1000円から募金に参加することが可能
・法人寄付100口(10万円)以上は、寄付者名簿に掲載
・500,000口(5億円)以上は、講堂名称に名前を冠することができる

 が計画されています。

 

建築士がクラウドファンディングへ取り組む事例として歴史に刻むはずです。

 

さいごに

 一条高校の取組みには、これからの可能性を感じてなりません。

 

「生徒と一緒になってアイデアを出合って計画するプロジェクトである点」

「クラウドファウンディングによる工事資金調達を行う点」

間違いなく、これからの建築士のあり方をリードする事例となるでしょう。

 

 

資金難となることが予想される昨今、他の市町村でも一般的になるかも?しれません。 

 

★☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人 「まるたか」

 

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このブログについて 「建築士の挑戦」

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った「起業の記録シリーズ」 を公開中。

「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。

 

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