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【「OMソーラー 地球のたまご」見学レポート】 施設の見所・建築アイデア大公開!

OMソーラー「地球のたまご」を見学してきました。

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出典:https://omsolar.jp/tamago/

静岡県浜松市の浜名湖を望む、豊かな自然に恵まれ湖畔に位置しています。

 

OMソーラーといえば、太陽熱を利用したシステムとして有名ですよね。 

(環境系の設計者に注目されています。)

↓↓↓ OMソーラーについてはこちら

 OMソーラー・OMXとは??  

 

OMソーラー社屋「地球のたまご」所在地

OMソーラー株式会社

HP :https://omsolar.jp

住所:静岡県浜松市西区村櫛町4601

TEL :053-488-1700

FAX :053-488-1701 

前々から行ってみたかった場所で、ついに実現しました。

 

今回はOMソーラー社屋 地球のたまごから、『見所』『建築アイデア』を紹介させて頂きます。

 

「地球のたまご」とは?

OMソーラー株式会社の社屋で2004年5月に竣工しました。

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社屋の正面玄関側より撮影

浜松市が、日本のほぼ半分に位置することから、

日本の中心から新しい技術を生み出し全国へ発信していこうという願いを込めて、

「地球のたまご」と名付けたそうです。

 

持続可能な循環型社会を目指すOMソーラーのシンボルとして、

また、研究開発や情報発信の拠点として計画されました。

 

敷地内には、社屋、実験棟があり、湿地帯には野鳥や野生動物も生息しています。

(季節によっては、ドアを開けっ放しにしておくとカニが入ってくるらしいです。)

 

地球のたまごの見所

その1|社屋

浜名湖畔という最高のロケーションを活かした計画が特徴です。

 

各所にウッドデッキが設置されて、浜名湖を望むことができます。

木製の大開口サッシによって、外部空間と室内が一体的に感じる空間です。

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社屋内は、木材がふんだんに使われています。

特に廊下の架構が印象的です。とても良い雰囲気でした。

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社屋廊下の架構

社屋内は、自然の起伏をそのまま利用かした高低差があります。

高さによって周辺環境の見え方が変わり、来訪者を楽しませてくれます。

 

また、各所にアイデアがみられます

①|ガラスの衝突防止マーク

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ガラスの追突防止マーク

ガラスの追突防止マークは、

ワークショップの一環で社員の方々で自ら貼ったそうです。

温かみがありますね。

 

②|木製ポリカ板嵌め込み引戸

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木製枠にポリカ板をはめ込んだ引戸

木製枠にポリカ板を嵌め込む引戸です。

 

ポリカ板はガラスよりも軽いので、操作感が軽くなります。

また、目隠しの機能もありながら、採光も確保できます。

(スリガラスより明るい)

 

安全面から、幼稚園等の児童が利用する施設に良さそうです。

 

建物データ

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出典:https://omsolar.jp/tamago/

名  称:本社社屋

敷地面積:32,700.05m2

建築面積:1,376.45m2

延床面積:1,984.29m2

     (1F)790.23m2/(2F)/1,194.06m2(ロフト)34.56m2

構造規模:木造一部RC造 地上2階建

竣  工:2004年 5月

 

その2|住宅型実験棟 VOLKS S-Pro

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VOLKS S-Proのコンセプト

 VOLKS S-Proは、狭小地を有効活用する6m×6mを縦に積んだ国産材のモデルハウスです。

3階からの眺めが抜群です。

 

内部は、初めから細かく部屋を区切らずに、

建具で開閉式にするなど空間を広く使う工夫がされています。

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1階リビング/2階ダイニング
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2階寝室/最上部のOM機器

開放的な空間で、部屋面積の割に広く感じます。

 

建築アイデア

また、各所に真似したいアイデアがたくさんです。

 

例えば、

1)木製片引きサッシ+片引き網戸+片引きルーバーの連窓

2)可動式洗面化粧鏡 などなど

 

↓↓ アイデアの詳細についてはこちら

真似したい住まいのアイデア (記事作成中)

 

少々お待ち下さい!

 

建物データ

名  称:住宅型実験棟 VOLKS S-Pro

建築面積:42.57m2

延床面積:108.00m2

     (1F)36m2/(2F)/36m2(3F)36m2

構造規模:在来木造、地上3階建

竣  工:2012年3月

設  計:フォルクスProプロジェクト

施  工:OM建築工房(株)

 

その3|実験棟   VOLKS  N 

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VOLKS Nのコンセプト

VOLKS Nは、4人家族のちょうど良い収納、くつろぐ場や子供達の居場所、そして一人になれる場所がコンセプトです。

 

食卓を子供たちが勉強机に使ったり、

テラスデッキをセカンドリビングとして使ったり、

小さくみえても用に応じた使い方ができるのが、このモデルハウスの魅力です。

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テラスの前庭には、夏は日射を遮り冬は日射取得する落葉樹を中心に植栽が構成さレテいます。

 

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周辺環境を上手に取り入れた建物です。

(茨城の田園風景にも、こんな雰囲気が似合うだろうな〜。)

 

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こちらのモデルハウスにも、真似したいアイデアがあります。 

建築アイデア

例えば、

1)夜間用断熱建具(吉村障子、真空断熱材入り建具)

2)床下水蓄熱

3)ウッドデッキの使い方 などなど

 

↓↓ アイデアの詳細についてはこちら

真似したい住まいのアイデア (記事作成中)

 

少々お待ち下さい!

 

建物データ

名  称:住宅型実験棟 VOLKS N

建築面積:70.50m2

延床面積:88.61m2

     (1F)66.50m2/(2F)/22.11m2

構造規模:在来木造、地上2階建

竣  工:2015年1月

設  計:秋山東一

施  工:OM建築工房(株)

 

 

さいごに

「OMソーラー 地球のたまご」見学レポートをさせて頂きました。

見所満載で、かなり刺激を受けました。

 

社員の方に伺ったのですが、

木材の塗装などの定期的なメンテナンスが欠かせないそうです。

 

そのような手間はかかったとしても、

このような建物に住みたいな〜と改めて思いました。

 

お近くに行った際は、是非見学をされてみてはいかがでしょうか?

一見の価値アリです!

 

  

★☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人 「まるたか」

 

↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。

このブログについて 「建築士の挑戦」

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。

実務については、『ARCHITECTURE ARCHIVE 〜建築 知のインフラ~』にて情報発信中。

 

ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。

 

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